▶雨水タンク活用実験奮戦記〜200Lの雨水タンクを利用した水洗トイレは元が取れるのか〜

皆さんは、雨水をどのように利用していますか? えっ?利用なんて出来ないって? そんなことはありません。私は、雨水をタンクに溜めて水洗トイレに使っています。その一部始終をご報告します。(高17期 和田 良平)

2007年の7月に、200リットルのタンクを購入しました。今はありませんが岐阜県の「自然の風」という会社で、ネットで探して購入しました。200リットルの入れ物は、ドラム缶と言った感じですが、材質はプラスチックですから軽々と運べます。雨樋を切って、ホースにつなぎ、雨を待っていたらすぐ降りました。こんなに簡単に一杯に溜まるとは思いませんでした。この水は、庭の水まきに使いましたが、ホースで水まきが出来るほどの水圧は得られませんので、ジョウロに入れてちょろちょろと撒きました。

日光が中にはいると、藻が発生します。このタンクは、遮光していますので、大丈夫でした。いままで2回ほど中を洗いましたが、特に問題はなかったです。それほどのゴミもたまらず、かなり利用できました。その時購入したタンクの設置の様子です。ブロック2個を積み上げた上に置いてあります。左側にある縦樋から雨水を引き入れています。樋を切ったところに透明なプラスチックが挟まっているのですが、藻が生えていて、少々黒く写っています。掃除をすればきれいになります。
【図1】

これに味を占めて、もう少し大きい入れ物にしようと、2008年3月に1,000リットルを購入しました。これもネットで探しました。この会社も今は見当たりませんが、Soft Energy Researchと言う会社です。これは大きかった。1トンの水が入りますが置き場所が大変。今までのと入れ替えようかと考えましたが、場所が問題で、新しいところにしました。こんなに大きいから、一杯になるのに時間が掛かるだろうと考えていたら、すぐに一杯になりました。日本は降水量が多いんですね。ところが、この利用がなかなか大変でした。使っても使っても減りません。(^^;)どうです。大きいでしょう?
【図2】

さて、ここからが今回のお話です。折しも古くなった家のリフォームに取り組まないとだめだと言うことになり、台所、風呂場、洗面所、トイレの水回りを全部変えました。その際、大工さんに、お願いをしておきました。「トイレの壁に穴を二つ開けておいて欲しい。その穴には、水道のパイプを配管して欲しい」と。そして、このパイプは、固定しないで抜き差しが出来るようにしておいていただきました。後日の私の加工の工事がやりやすいようにという配慮です。 
【図3】

その結果がこれです。タンクのすぐ上ある黒いパイプが2本。なぜ2本かというと、1本は外から雨水を引き込むため。もう1本は、引き込むための水中ポンプの電源です。そうなんです。外から水洗トイレのタンクに水を入れるためには、ポンプが必要でそのポンプをどう動かすかというところが工夫のしどころでした。
その説明をする前に、このためのタンクを説明しましょう。今までの二つのタンクからは距離がありますし、トイレのそばにはそれほど余裕のある設置場所はないので、1トンのタンクを持ってくるわけにはいきません。これも新しく購入しました。南国物産という会社です。この会社はありますが、今は400リットル以上しか扱っていません。

いままですべてのタンクの購入には、違うところを利用しています。決して以前のところが不満であったわけではありません。いろいろと経験をしてみたかっただけです。支払いは、事前に振り込みます。ほんとに大丈夫な会社かどうか、心配もちょっとしましたが、大丈夫でした。

今度のタンクの量は、最初と同じ200リットル。この量は、事前の検討ではちょっと不十分な感じなのですが、場所の制約があるのでこれに決めました。もし量が少なくって、トイレに流す水がなくなっても、水道水は使えるし、水道水の止水栓をちょっと少なめに開けておけば、水道水と雨水の混合でも出来るし、場合によっては、もう1台同じものを購入し、下部でつなげば良いと考えました。

設置は、ここです。左側は物置の建物、右手前は玄関です。この間の通路の部分です。壁の上の方に見える黒い管が、トイレから出ている配管です。今までプロパンだったのですが、都市ガスに変えました。プロパン時のボンベが置いてあった場所です。余計な話ですが、プロパンから都市ガスに変えて、料金は安くなりましたよ。どのくらいで元を取るかは、いずれ報告しましょう。
【図4】

下の土をならして、砂利を敷き、その上にブロックを並べます。もちろん水平は大事ですので、水準器で調節します。水準器は、このくらいの大きさでないと、水平が確認できません。ブロックは、古いものを使いましたから、向こう側のものはコケが生えています。(^^;)
【図5】

そして、購入したタンクを置きます。ちょっと通路が狭くなりましたが、通れないわけではないので、これで良しとしました。このタンクの良いところは、なにしろ上部の蓋が大きいのです。頭と腕を入れることも出来ますので、洗浄が楽です。
【図6】

さて、この先はどうしたらいいかと言うと、トイレのタンクの水を流した後で、このタンクから、水が送られれば良いのです。そのためには、「水中ポンプ」が必要になります。ポンプは、ホームセンターに行けば、ピンからキリまでありますが、あまり高いのは困るし、財布も困るけど、圧力が大きすぎてもコントロールが大変なので適当なものを探します。ネットを見ていたら、3万円ぐらいの定価の製品を1万円で購入したなんて言うのがありました。

まず、どのくらいの高さまで水を揚げるかです。私の場合は、2m弱ですから、余裕を見て4mと考えました。水中ポンプというのは、いろいろな種類があります。「清水用」「汚水用」「海水用」「汚泥用」など。今回は水道水ではないし、屋根のゴミが入ったりするから、フィルター付きが良いだろうと考え、「汚水用」にしました。

「汚水用」だから汚いポンプではなく、水を吸い込むところにフィルターがあるのです。「清水用」にはありません。「汚水用」は、「清水用」には使えるけど、「清水用」は「汚水用」には使えないわけです。

そして、ホームセンターで探すと、100Vの300Wで、最高全揚程7mと言うのがありました。RYOBIのRMG-3000と言う製品です。9,800円でした。2020.8.17現在ネットで探すと、これです。13,900円でした。

ACコードは5m付いていますので、申し分なし。そもそもメーカーの性能の規格表は、「一番条件の良い場所で、都合よく使ったら」という条件付きなので、それよりかなり割り引いて考えなければなりません。実際にどのくらいの勢いで引けるかと考え、実験をしました。1トンのタンクとの距離は、20数メーター。1トンタンクは、ブロック2個の上に置いてあり、タンクの高さもありますので、このタンクとの間で、サイフォンが使えるのではないかと考えました。人間の口で吸ったらどうかと、試してみましたが、苦しくってやめました。

実際に30mの安いホースを買ってきて、こっちのタンクのそばの水栓から水道水を送ります。間違いなく向こうに水が送られているのを確認して、水栓を止めてホースを折り曲げてからはずし、そのまますぐに200リットルのタンクの中にホースを入れました。そうしたら流れてきました。
成功です。ただ圧力が少ないので、少々時間は掛かりましたが、一杯になりました。そしてポンプを使って引き込んだら、かなりな強さで水が出ました。問題なしです。実はこの実験は、早めにやったので、この後の加工のために、せっかく移した雨水を、捨てる羽目になりました。失敗。(^^;)・・・・ばかみたいでした。

実験は成功したので、気をよくして次の作業に掛かりました。ポンプを作動させたり、止めたりする仕組みです。実はこの段階も大失敗をするのですが、それも説明しましょう。(^^;)

お風呂ブザー」という商品を聞いたことがありますか?風呂にお湯を張るときに、そばに付いていなくても、決めたところまで水位が上がれば、ブザーが鳴って知らせるというものです。トイレの中のタンクに、この仕掛けを付ければいいと考えました。そのためには、水位をチェックするセンサーが必要です。風呂ブザーでは、トランジスタの電子回路で構成し、直接ブザーを鳴らしたり、発信器を入れておいて、その発信音をスピーカーで鳴らしたり、そんな仕組みになっています。

こんな部品を購入するには、秋葉原が良いのですが、私の家からはちょっと距離があるし、秋葉原に行くと余計な買い物をしてしまうし、(^^;)。横浜の石川町に「エジソンプラザ」という所があります。駅から数分のビルの2階です。エジソンプラザは、今もあるけど、3軒→2軒になり、相模電子は閉店。オヤジさんはなくなったらしいです。

昔はいっぱい店があったけど、今は3軒だけ。その真ん中の「相模電子」で、オヤジさんに目的を話して、相談すると、これはどうだい、とジャンク品を紹介されました。1,000円でした。

4芯のケーブルが1mほど付いていて、下の写真のようになっている。「この部分」は、円筒形のリングで、軽くって中心の棒に沿ってスライドする。水面をチェックできるんですね。テスターで当たると、赤と黄色の線は、リングが下に来ると導通するんです。緑と青は、リングが上に来ると導通します。 
【図7】

このスイッチで、300Wの水中ポンプをそのままON・OFFするわけにはいかないのです。何故かというと、このスイッチの定格が不明で、何ワットまでOKかが分からないからでう。さらに、トイレタンクの中に100Vで動かすスイッチを入れたくないのです。きちんと防水はしているけど、古くなって漏電するとやっかいです。

そこで300Wの水中ポンプは、リレーを使って動作させることにしました。このリレーも相模電子で購入。100円でした。ソケット付きの部品で、仕事がやりやすい。ソケットがないと、リレーにじかに半田付けをしなければならないのです。
【図8】

5Aで250Vだから、今回の目的は充分。リレーの定格で、コイルに印加する電圧は、5V。この5Vは、同じところで携帯電話用のACアダプタを購入しました。リレーというのは、中にコイルがあって、直流が流れると磁石になる。そして、すぐそばの可動接点を引き寄せ、スイッチをONにすると言う部品。コントロールされる電力を注意し、コントロールする電圧を確認します。今回は、5Vの電圧を与えれば、スイッチが働く。そして、300Wの水中ポンプが動くわけです。

まあ、とりあえずバラックで実験しようと、机の上に並べて、コップに水を入れてやってみました。水につけると、うまく働く。ウンこれで良いと組み立てたが、実際にやってみるとおかしい。動かない。ああじゃあない、こうじゃあない、といろいろ考えました。スイッチの動きがちょっと悪いのか、タンクの縁に当たって、動きが悪いような気がします。そうか、それじゃあスイッチはあきらめ、トランジスタで回路を組んで、と、リレーに流れる電流を測定し、80mAぐらい流れるので、小さいトランジスタ2個を組み合わせて、回路を組みました。

バラックではOK。しかし、同様に取り付けるとうまくいかない。これはなにか根本的におかしいと考え、良く見直しました。原因が判明しました。その昔、お風呂ブザーを作ったことがありました。これは、水位が決めたところに来ると、ブザーが鳴る。つまりスイッチがONになる。しかし、今回欲しいスイッチは、決められた水位まで来たら、水中ポンプを止めなければならない。つまりONとOFFが反対なのです。切れなければならないのに、ONしてしまう。実際は、微妙な水位の問題でONしないという症状でしたが。

そこで考えました。リレーは元々、コイルに電流が流れたときにスイッチが入るが、もう片方の回路では、その時切れるスイッチがある。これを利用しようと思いました。しかし、これだと水位が決められたところにあるときは、リレーが働いて、水中モーターは切れている。水が流れて水位が下がると、スイッチがONになる。そして、水中モーターが動くのです。水が溜まって、決めたところまで来ると、リレーが働く。つまり、通常時はずっとリレーは働き続けていることになります。

この条件は、今のエコには合いません。たった80mAですが、流しっぱなしはまずいです。何かの拍子にリレーが切れたら、ポンプは働いてしまう。ちょっとオーバーだがフェイルセーフに反しています。
そこで元のスイッチを見直し、取り付けを逆にして、コード共々水中へ沈めると言うアイディアを思いつきました。下の写真のように逆に取り付けたのです。この可動リングは、普段は下のストッパーのそばにいて、ギリギリスイッチが切れている。タンクの水が流れると、このリングはちょっと下がって、スイッチがONになる。これで満足な結果が得られました。だいぶ遠回りしてしまいましたが完成しました。(^^;)
【図9】

水タンクには、穴を開けなければならない。水のはいる穴と、出る穴と、水中ポンプの電源コードの穴と、水が入りすぎてオーバーフローする穴。水道管を使ったので、内径13ミリ、外形18ミリの塩ビのパイプ。さらに水を入れる穴は、雨樋をそのまま使ったので、60ミリ。あの大きな水タンクに、大きな穴を開けるのは大変です。

タンクの厚さはどのくらいかと、中と外で手を突っ込んで見たら、だいぶありそうです。でも実際に空けてみたら、たいしたことはなかった。工具は近くの金物屋に相談しました。ここのオヤジは私の小学校の同級生なんです。

すると、「ホールソー」という工具を紹介してくれました。いろいろな径の穴を開けられるのです。このものは、7種類の穴を開けられる。これは私にとって初めての工具でした。こんなの知らなかったです。木工用で700円でした。
【図10】

今回は、60ミリの穴だから、一番外側の刃を使う。こんな風に内側の刃を取り除いて使うのです。
【図11】

こんな穴がいとも簡単に開きます。
【図12】

穴を開けるところに印を付けておいて、スパッとあけた後は、ゴムのリングを通しておきます。下水用のものです。何も使わなくても良いのですが、せっかくだから60ミリの雨樋にぴったりとしたものにしたいと考え、聞いたところ、これが良いと言われました。
【図13】

この大きな穴の左側に、オーバーフロー用の穴を開けて、水道パイプを通して、下水まで伸ばしておきます。
【図14】

一方、室内では、スイッチを加工して、ボックスの中に入れ、このような形にまとめました。このボックスには、下部から3芯のFケーブルが出ています。3芯にしたのは、水場ですからアースを取るためです。左側の下側のコンセントに3極のプラグが、外の水中ポンプから来ています。その上はメクラ蓋でこの後ろにリレーが入っています。

一番上は、水中ポンプの電源を切れるスイッチ。何かの時にスイッチを切れるという仕組みを入れました。後でよく考えてみると、それほど必要ないものでした。長期の外出時には、コンセントからプラグを抜いてしまえばいいのですからね。右側の下には、ACアダプター。電池でも良いのですが、今回はこれを使いました。

上の穴は、ACアダプターのコードと、水タンクのスイッチからのコードを入れるためのものです。電話用の部品です。これで完成。順調に動いていますよ。水が溜まるスピードは、17秒でした。しゅっ!と溜まります。
【図15】

これが上記のスイッチボックスの裏側です。丁度裏返しですから、位置関係も裏返しでご覧ください。右側の真ん中の黒い横長の物がリレーです。左側の真ん中ある、テレビフィーダーケーブルは、途中で失敗したトランジスタを使ってやろうとして奮闘していたときの水タンクの水位スイッチとして使おうとしたものです。

壁に設置したスイッチボックスを使っていますが、電気工事士の資格がなくても出来る工事です。
【図16】

さて、一体いくら掛かったのか?
1.ローリータンク型番(容量):A-200L 15,800円+送料1,100円=16,900円
2.水中ポンプ 9,800円
3.その他 3,000円
・ホース 5m、
・内径13ミリの水道パイプ2m、
・竹の子(水道パイプからホースにつなぐときの部品)4個
・ホースバンド 4個
・樋 2m
・樋のつなぎ部品
・樋の分岐部品
・水道テープ(水道管に継ぎ手をねじ込むときに、一緒に巻く薄いテープで、防水のため)
以上で約3万円かかりました。我が家の上下水道料金は、5,000円/月ぐらいです。

ある統計によれば、家庭の水道利用の中で、トイレの使用割合は、全体の24%という。この分がすべてなくなったら、月1,200円の節約。30,000円で割れば、25ヶ月。約2年で元が取れるという計算です。しかし、何より水を有効利用するという観点が大事だと思います。ほんとうに25ヶ月で元が取れるかは、これから見てみますよ。 

<後日談-その1>
最近雨が降りません。この仕組みを設置してから雨が降ったのは、たった1回だけ。よって200リットルのタンクの水は、空になるばかり。そこで、風呂の水を、風呂を沸かす前にこのタンクに移します。このための小さい水中ポンプを購入しました。風呂の水を洗濯機に移すためのものです。3,900円。また、たまには、1,000リットルのタンクの掃除もしようと考え、そっちからも移しています。あと何日かで1,000リットルが空になります。その前に雨が降らないように・・・。何か変ですね。

<後日談-その2>
やっと最近雨が降っています。しかし、冬の雨は弱くって溜まり方が少ないのです。1,000リットルのタンクは、きちんと水を移動させ、空っぽ。初めて中を洗いました。黒いヘドロのような物が付いていましたが、ペロッと剥がれてきれいになりました。その後は、二日おきに風呂の水を移しています。これで充分です。事前の検討のように、200リットルではちょっと足りなかった。

<後日談-その3>
1月に水道のメーター調べが来ました。でもあまり効果はなかった。(^^;)しかし、正月はいろいろと使ったし、娘達も来て、ジャカジャカ使っていたので、たぶん効果はなかったと・・・・・。次回のメーター調べに乞うご期待。

<後日談-その4>
水道メーターの調べは、1ヶ月おきなので、次回は3月。ちょっと気になっていたので、調べました。2008年11月5日のデータは、492立方メートル。2009年1月6日は、532立方メートル。その差は、40立方メートル。一日あたり0.67立方メートル。2009年2月23日は、558立方メートル。その差は、26立方メートル。48日間で割ると、0.542立方メートル。つまり従前の81.3%になりました。約2割近くの節約です。上記の統計では、24%でしたから、投資コストの回収は、もう少し長く掛かるようです。(^^;)

<後日談-その5>
雨水のトイレへの利用は順調です。12月の下旬以来、一度も水道水は使っておりません。このところ雨が多く、その恩恵もあります。しかし、雨がなくても、風呂の水を移せば、充分足ります。節水にも役立っております。

<後日談-その6>
やっと昨日水道メーターの検針係が来ました。今回の指針は、562立方メートル。前回は、532ですから、その差は30立方メートル。金額は6,186円でした。比較対象としては不十分ですが、前回は9,074円。前回の68.2%です。単純比較では、一ヶ月当たり1,444円の節約で、掛かった経費で割れば、20.8ヶ月になります。検針係りの人は、「使用量が少ないですが、旅行に行っていましたか?」と聞きました。「家族が減ったのです」と答えました。実際娘達がいると、湯水のごとく使うので使用量は多いのです。やったー!と思いました。

<後日談-その7> 2009.4.25
最近雨が良く降ります。風呂からの移しもそこそこやっていますが、今日の雨では雨水タンクがいっぱいです。先日来工事していた物置小屋の屋根からの水を100%入れてしまう樋を新たに付けました。 
【図17】

こうして屋根の雨水を引き込みます。ちょっと複雑ですが、雨水タンクに引き込んでいます。
【図18】

このため、かなり水が溜まりやすくなりました。先日などは、樋の曲がった部分に桜の花びらが溜まって水の流れを阻害し、外にあふれておりました。(これが困るんです。雨の降った中で点検しないと分からないので・・・・)

<後日談-その8> 2009.5.27
初めて故障しました。症状:トイレのタンクへ、数分おきに雨水タンクからの水がポンプを通して送られる。

原因:最初は、トイレタンクを見ると、水道からの水がほんのわずかに漏れるように出ていたので、このためかと思い、蛇口を堅く締め直した。しかし、変わらない。雨水タンクを見ると、山桜のサクランボが大量に入っていた。これを掻い出し、ついでに水中ポンプを点検。でも異常なし。ふと思いついて、トイレタンクの弁の回りを見たところ、ゴミが付着。それをきれいにして、一件落着。このゴミのためにタンクの弁がきちんと閉まらず、わずかに水が流れていた。そのためタンクの水が減るので、ポンプのスイッチが入って水が送られる。そのためだった。きれいにする前に、ポンプの電源を切っておくと、トイレタンクの水がなくなってしまった。しかし、掃除をしたら解決でした。水中ポンプは「汚水用」なので、フィルターが付いているのですが、それでもゴミは入ってきたようです。ちょっと変ですがね。上記、その7で雨樋を直結にした副作用でした。(^^;)

<後日談-その9> 2011.1.17
雨水タンクを設置して2年が過ぎました。どうなったのかを検証します。雨水タンクを設置する前の2年間の下水道料金は、2007年が2ヶ月平均で11,322円、2008年が同11,288円でしたから、2年間の平均で11,305円。

それに対し、設置後の2009年は、2ヶ月の平均が7,245円、2010年は、7,157円と言う結果でした。つまり、2009年は、設置前の64.1%、2010年は63.3%になったわけです。よって、1年目には24,360円低減させ、昨年の2年目には24,888円と、合計で49,248円回収したことになります。設置費用は、3万円ほどでしたから、既に元を取っておりました。(^^)/

<後日談-その10> 2011.8.14
200リットルのタンクでは、2名のトイレでも、4日~5日ほどで使い切ります。適度に雨が降ってくれば良いのですが、そう都合良くは降りません。そこで風呂の水をこのタンクへ移しています。風呂の水は、洗濯で使いますが、その後は下水に流しますね。ムダなので、これもトイレの水に使います。しかし、移すのが大変。トイレは風呂場に隣接していますが、タンクはその外。上記の写真も上にある小窓がトイレの窓です。風呂場は、その先。今まではこの窓を開け、風呂場からの排水ホースを窓から出し、タンクの蓋を開けて、入れておりました。天気の日も雨の日も、台風の日も、夏の暑さにも負けず、冬の寒さにも負けずにね。ところが少々大変だったので、思い切って、改良を加えました。まず、風呂の窓に穴を開けます。と言っても窓には格子があり、ガラスがはまり、網戸も付いています。
【図19】
 
この網戸の左下に丸いゴムをはめ込みます。
【図20】

このゴムは、電気工事で使う壁埋め込みの金属ボックス(スイッチや結線部を入れる)のケーブル引き込み口に、ケーブルを痛めないように保護する部品です。この内側は、ゴムの薄い膜で、この径がホースの外径より充分大きいので、ホースの外径より2mmぐらい大きく丸く切り、一部を切らないでおきます。この穴からホースを外に出すのです。ホースを抜けば、ゴムの蓋が閉まる仕組み。その側には、ちょっと見えますが、雨樋のマスを固定します。
【図21】

この写真のようにするのです。風呂場の中から出てきたホースは、このますに入ります。そうすれば、樋の管を伝わってタンクへ引き込まれます。真ん中の縦樋は、今まで使っていた樋ですが、今回の改良時に上を切りました。つまり今まで流れてきた雨水は、すべていったん雨水タンクへ引き込まれます。
【図22】
 
下水用のT字管を3個使って、すべての雨水と風呂の水をいったんタンクへ導いている様子が分かると思います。今まで、オーバーフローの水は、この写真の下の方にある細い黒い管を経て排水溝へ行っていましたが、今回からは、それ以外に、茶色の下側の雨樋もオーバーフローを受けられます。この雨樋は、タンクに向かって下がる勾配を持っており、通常は左上から来た風呂の水は、下の雨樋の途中から合流して、勾配でタンクへ行きます。
しかし、大雨時にいっぱい入ってきた場合は、一番左にあるT字管まで水は戻り、縦樋を経て排水溝に流れます。このT字管の高さは、タンクの上面より少しだけ高いのですから、通常は流れてきません。しかし、大雨時は流れます。こういう仕組みです。これによって、今までよりずっと風呂の水を移す作業が楽になりました。そして、水も溜まりやすくなりました。(^^)/

<改良工事>2020.8.14追加記入
久々に雨水の取水方法の改良をしました。

≪従来方法の問題点≫
雨樋のそばに山桜の大木があり、春には桜の花びらが、その後サクランボが、さらに冬になると葉が落ちるといったために、これらのゴミがたくさん落ちて、樋のマスに溜まり、さらにはタンクに流れ込む。もちろんこれらを防止するために、タンクに入るところには台所で使うネットを入れてあります。時々掃除をするとたまっております。

しかし、こうした固形物以外に、雨が降り出すと屋根や樋を雨水が流れますが、それらにたまっていた土埃が流れてきます。これがバカにならない。かなり汚い部分があります。この泥はタンクの底に沈殿します。時々この泥も取った方が良い。しかし、この泥取りはかなり気を遣います。タンクに水が一杯溜まっていると、水の中に手を突っ込んで作業をする。すると、沈殿した泥が舞い上がって、中が汚くなる。しばらくほっておけば、沈殿して収まる。そこで、この泥をなるべく入れない方法を考えました。
【図23】

この写真が、上記の既出写真ですが、上は物置の屋根から流れてくる雨水をそのまま全部取り込んでいた水路です。これを変えました。
【図24】

上記の写真が改良後です。上から流れてきた水は、T型ジョイントを通って下に流れます。下にある赤い取っ手は栓で、取っ手が横になっているときは水が止まっています。

通常は、横にして水を止めておきます。T型ジョイントの内側には、網戸のネットを張ってあり、横にはゴミは流れないようになっております。雨が上がった後で、赤いレバーを垂直にすると、T型ジョイントと赤い取っ手までの垂直部分にたまった雨水が、ゴミと共に流れます。
【図25】

これがその栓の拡大です。今止まっています。=通常の位置です。
【図26】

こっちは、上記にも書いた風呂水を移す部分です。真ん中の垂直の樋は、以前は屋根からの雨水を下水に流していましたが、この雨水もすべてタンクに導入し最大漏らさずためようとしたのです。しかし、前と同様ゴミの問題がありました。
【図27】

そこで変更したのが上記写真です。先ほどと同じように、雨の降り始め部分がこの赤い栓の上に溜まるようになっています。
【図28】

前の写真の上の部分です。上の右の樋は、屋根から来た雨水。左の樋は、物置の反対側の勾配から取り込んだ雨水です。T型ジョイントの中には、先ほどと同じように、網戸の切れ端を入れてフィルターにしています。
【図29】

これが全体です。かなり複雑ですが、これで雨の降り始めの泥が入らないようになるはずです。効果の次第は、雨が降ってから検証します。<2020.8.14追加>

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