▶高41期 三笑亭小夢さんの落語「茶の湯 in 横浜にぎわい座」

先週の日曜日(10月6日)に、横浜にぎわい座で三笑亭小夢を聴きに行ってきました。前回の葉山での「敬老寄席」に続いての観劇です。

当日は14時開演で、15時過ぎの小夢さんの分だけ聞こうと思いましたが、京急は早いんですね。開演時間に十分間に合いました。前半に3人が演じて、休憩。その後で、小夢さんは、100人ほどの観客に、ちょっと少ないなあと言う感じを出しながら、いつもの、最高齢の落語家である桂米丸師匠の話から入りました。

本題は「茶の湯」。根岸の隠居所に小僧の定吉を連れて行ったご隠居が、何もすることがなくて退屈して、茶の湯をいい加減に始めるという話。お茶の粉の代わりに「青きな粉」を使い、かき回しても泡が立たないので、椋の皮(むくのかわ)を使って騒動を起こすという話です。小夢さんは、この青きな粉の代わりにわさびの粉で演じました。ちょっとビックリ。これで飲めるのかと?こんなの初めて聴きました。小夢さんなりの工夫でしょうか?

まあ、落語ですから、詳細なことにはこだわらず、おもしろがって聴けば良いという例でしょうね。CDですが、以前、古今亭志ん朝は、「ぼんやり聴いてください」と言っているのを何遍も聴きました。あんまり追求すると、おもしろみがなくなってしまいます。そういう芸なんです。だからおもしろいなと思いました。

その話の後に出てくる椋の皮と言っても、私も含めて理解できない。だから高座では説明が不可欠になる。昔(昭和30年代でもあまり知られていなかったと言うから、戦前か大正か明治か江戸時代か?)は、洗濯をするときに使ったそうな。それを入れると言うからむちゃくちゃなんですよ。

今回この文章を書くためにちょっと調べました。
http://rakugo-tanteidan.jp/mission00701.html

すると、青きな粉と椋の皮を入れたお茶は、飲めるかというのがありました。椋の皮には、下剤の効力があるそうです。だからこの話の先には、トイレで困ると言うことになっていくのです。話には続きもあって、お茶だけでは飽きられるから、茶菓子を出す。その茶菓子も良い羊羹をだすと金が掛かるから、代用品で・・・とエスカレートしていくおもしろさなんですが、小夢さんは時間のせいか?トイレの部分で終わりました。でも、力が入っていなくって、なかなか良かったですよ。

皆さんも一度いかがですか?おもしろいですよ。(高17期 和田 良平)

【和田さんから小夢さんへの後日のメールの抜粋】
横浜にぎわい座で聴きました。茶の湯でしたね。なかなか良かった。途中で終わったのが残念でした。わさびとはビックリしましたが、それも良かった。

後半はどうなるかと期待したんですが、トイレで終わったのは残念でした。時間の制限がありますからね。トリの師匠の高座に向けて流れを作っていくんですね。そういう形でも聴かなければいけないですね。その観点は欠けておりました。あの日は、その後予定があって、小夢さんを聴いた後で、出てしまいましたから。

私が落語に興味を持ったのは小学生頃からですが、興味を持って聴いていたのは、六代目圓生や金馬ですね。それから年月は過ぎ、20年ぐらい前からしっかりとした興味が持ち上がり、・・・・なぜかというと、この頃、海外勤務が始まり、その移動時やちょっとした休息に、落語は良いと気づいて貴殿と同じように、飛行機の中で寄席を聴きましたよ。

それからCD集めを始めました。気づいたら、家のも興味があるそうで、性格は不一致だけど、唯一の共通の趣味だという話です。(^_^;)そして集めたCDは、何枚か分かりませんが、圓生、志ん朝、志の輔、小三治などが多いです。

朋友会の役員時代に取り組んだ、青春かながわ校歌祭は、土曜日に予定されていましたが、台風で中止になりましたが、それで小田原高校の蛭田さんと昵懇になって、良く話をしたら、柳家三三(やなぎやさんざ)の父親。おもしろいですね。その関係もあって、先日、三三の独演会にも行きました。

まあ、こんな事を書いていると、切りがないですね。これからも機会を作って高座を拝見しに行きますよ。がんばってください。(和田)

三笑亭小夢さんプロフィールと出演予定
https://www.geikyo.com/profile/profile_detail.php?id=69

ムクロジの実(北の丸公園)

【編集追記】
椋の皮について調べましたら、ムクロジ(無患子)の実の果皮のことなんですね。界面活性作用のあるサポニンという成分が含まれていてよく泡立ち、昔はシャボン(石鹸)の代わりに利用されていました。実は羽つきの羽根の黒い重りに使われます。羽根つきは邪気を追い払うという厄払いの意味があり、無患子は、子どもが病を患わないようにという願いが込められているそうですね。(高25期 廣瀬隆夫)
http://www.hananozaidan.or.jp/syunnohanasi_20.html

 

▶高41期 三笑亭小夢さんの落語「茶の湯 in 横浜にぎわい座」” に対して1件のコメントがあります。

  1. 廣瀬隆夫 より:

    この記事で2回目ですが、勉強になっておもしろいです。ぜひ、連載にしていただきたい。少しでも多くの落語ファンが増えると良いですね。まさに、世の中を明るくする運動だと思います。

  2. 石渡明美 より:

    いいな〜!私も行きたいです (=^_^=) 
    が、寄席には行ったことがありません。
    その昔、ラジオで聴いたり、古本を読んでみたり…
    インターネットで調べると色々楽しいサイトがあるんですね。
    じっくり、楽しませていただきます (⌒_⌒; 
    でも、やっぱり生が一番!

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