▶「越境する科学」理化学研究所 川上英良さん

「学校へ行こう週間」の最終日、10月27日(土)に横高に行き、現役の横高生に混じって「横高未来ナビ」の授業を受けてきました。「横高未来ナビ」は、横高の卒業生による講演会で、私は2回目の参加です。今回は、11時10分から約30分間という短い時間でしたが、理化学研究所の川上英良さん(高53期)の大変興味深いお話をお聴きしました。(高25期 廣瀬隆夫)

川上さんは、横高時代に数学に興味を持ち、医学部に進みましたが、自分の考えとの乖離があることを知り、実験を主体とした基礎研究へ舵を切りました。その後、実験科学から計算科学へと研究の分野を変え、現在は、AIの機械学習を応用した、生命を情報処理システムとして理解する”ネットワークバイオロジー”という最先端の分野でご研究をされています。今後のご活躍が楽しみです。

今回の演題は「越境する科学」という奇妙な名前でした。数学⇒医学⇒実験科学⇒計算科学⇒AI⇒ネットワークバイオロジーと変幻自在に研究分野を変えて自分のやりたいことを追求しているということがこの演題の”越境する”ということでした。一以貫之(いちいかんし)という言葉がありますが、志を貫くためには、柔軟に自分を変えていかないとダメということと同じ考えですね。

このように自由に研究ができているのは、横須賀高校には、多様性を許容する文化があり、それを学生時代に学んだから、と言われていました。これが他の進学校との違いではないかということでした。横中、横高の卒業生には、様々な分野でご活躍されている人がいます。現在、生物多様性が重要と言われています。多様性があるほど外部からの攻撃に打ち勝つ力があり種が生き残る可能性が高いということです。いろいろなことに興味を持って多様なことをやって欲しいということが、今回の講演で横高生に訴えたかったメインテーマであったのではないかと思いました。

ご講演の中で、生命現象の特徴を、①毎回同じことが起きない、②環境の変化に強い、③指示されなくても自律的に動ける、と説明されていました。近い将来、AIに仕事が奪われる時代が来ると言われています。そんな時代でも、横高生はきっと生き残れると信じています。

「横高未来ナビ」は在校生にとっても保護者、卒業生にとっても勉強になります。ぜひ、これからも続けていただきたいと思います。今回は、保護者として参加しましたが、同窓生も参加できるように、事前に講演内容をアナウンスしていただけるとありがたいです。

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▶「越境する科学」理化学研究所 川上英良さん” に対して2件のコメントがあります。

  1. 和田 より:

    なるほど。おもしろいですね。

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    1. 廣瀬隆夫 より:

      「ようこそ同窓生」があったら、インタビューしてみたいおもしろい人でした。横高には、いろいろな人たちがいますね。

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