▶横須賀市歌のすばらしさを探る(1)横須賀市歌の概要

(撮影 高23期 石渡 明美)

最近、横須賀市は「横須賀市歌」について再認識しようという姿勢が出てきています。そこで、初演の時から携わっている山田茂雄が改めて「横須賀市歌」について、いろいろと研究や活動を行っています。
 その一つに、横須賀市歌の講演活動があります。去る7月18日と25日に衣笠コミュニティーセンター主催の「みんなで学んで歌おう横須賀市歌」、9月19日と26日に追浜コミュニティーセンター主催の追浜いきいき学級「横須賀市歌を学んで歌おう」の2回に渡って横須賀市歌について講演を行いました。その内容を数回に分けて投稿いたします。(高11期 山田茂雄 2018年 9月29日)

まず初めに、横須賀市歌の概要を述べたいと思います。

(1)作曲と初演
 戦後に演奏されなくなった初代市歌の制定から30年を経た1967(昭和42)年、市制60周年を記念して新たに作詞を堀口大學、作曲を團伊玖磨に依頼して2代目の市歌が制定されました。初演は、指揮團伊久磨、ソプラノ加納純子、テノール宮本正、合唱横須賀高校OB合唱団(山田茂雄、和田良平氏(高17期)が出演しています)、交響楽団横須賀交響楽団で文化会館で演奏されました。以来、山田茂雄は、年間50回程度歌っていますので、トータル2,500回は歌っていることになります。

(2)普及活動
 制作された市歌は、市内の小・中学校児童・生徒全員にソノシートを配布するなど熱心な普及活動が行われました。以後、4月開催の組曲「横須賀」演奏会、8月開催の「子供のための音楽会」、11月に開催される「市民合唱のつどい」、小学校5年生の鑑賞教室等で歌い継がれています。今年から1月4日の「市主催賀詞交換会」でも歌われるようになりました。今年で横須賀市歌制定51周年に当たります。

(3)歌詞と曲の特徴
 歌詞は戦後に制定された市町村歌としては珍しく、全5番と長大なものになっています。溌剌とした曲風で、斉唱、4部合唱(最大オブリガート3部が付いて7部合唱ができる)で歌えるように團伊玖磨自身が作曲しています。5番ではこの当時から構想が存在していた東京湾口道路を「われらが夢」と歌っていることに特徴があります。

(4)再認識と市民が心一つに
 2018年(平成30年)1月4日より横須賀市では、市歌をふるさとの原点と考え、市歌を耳にする機会を増やすことで、郷土愛を高め、共鳴の輪を広げ、市全体が一体となることを目的として、市歌の普及に努めるために、防災行政無線のミュージックチャイムやごみ収集車の音楽を市歌のメロディに変更しました。但し、45秒間という制限から「ごみ収集車の市歌」は、中間部が省かれています。

次回は、作詞者の堀口大學について述べます。
▶横須賀市歌のすばらしさを探る(2)詩人 堀口大學について

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