吉田庫三先生の足跡を訪ねて(二松學舍大学)

「百年の風 朋友編」に、庫三先生は、1882(明治15)年の9月に、15歳で上京して、二松學舍、独逸學舍で学んだと書いてありました。二松學舍は、現在は、二松學舍大学となっていて、三島毅が現在の東京都千代田区三番町の私邸内に1877年(明治10年)10月10日に創設した漢学塾を起源とする学校でした。名前の由来は、私邸に二本の松の木があったことと書かれています。大学案内によると嘉納治五郎、夏目漱石、犬養毅、黒田清輝なども同じ時期にここで、学んでいたそうです。

娘の大学受験の付き添いで近くの大学に来ましたので、庫三先生が通った二松學舍大学を訪ねてみました。九段下から靖国神社に向かう坂を登りきった所を左に入ると二松學舍大学がありました。入学試験の最中で、事務の方が腕章をつけて立っていました。二本の松の木はありませんでしたが、千代田区三番町に立派な二松學舍大学のビルがありました。

大学の事務の人にいただいた大学案内を開きましたら、1897(明治30)年頃の学校の写真がありました。庫三先生は、ここで当代随一の漢学者と云われていた三島毅に師事して漢学の勉強をされたのですね。熱意に燃える俊英が集まった当時の二松學舍の雰囲気がよく出ている写真でした。(高25期 廣瀬隆夫)

 

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