孔子の言葉<君子は器ならず>

<君子は器ならず>
【解説】
上に立つものは、特定の用途にしか使えない器のようなものであってはならない。
【言葉の意味】
・君子・・上に立つもの、人格が優れた者
【私見】
茶碗や急須はお茶を飲むことにしか使えません。会社の社長や同窓会の会長など、人の上に立つものは、一つのことに秀でているだけではダメなんです。自分で「する」のではなく、組織を動かすために、人に仕事を「させる」ための深い見識と教養がなければ務まらないということです。とかく、器用な人ほど自分で、直接手を下したくなってしまうものですが、それでは組織全体として大きな成果を上げることはできません。全体を見渡すことができて、臨機応変に仕事を人に任すことができる懐の大きい者が上に立つべきということです。

<故きを温(たず)ねて新しきを知る>
【解説】
自分が以前に習ったことや昔のことをしっかりと習熟すれば、新しいことを知ることができる
【私見】
温故知新、論語から生まれた言葉です。孔子自身も、先人の言葉を十分に研究してそこから学び、弟子たちに伝授したとされています。新しいことをやらなければ前に進みません。しかし、闇雲に刷新するのではなく、過去に学び、歴史に学び、聖人に学び、あらゆることを学び、現在と未来の行方を決めていく必要があります。過去とのつながりを断絶して新しいことだけを行っても反感を買うだけです。

古きを温(あたた)めて新しきを知る、という読み方もあるようですね。
(横須賀高校 昭和43年卒業 山田 友造)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。